英文法は学校でやったから大丈夫?実は、日本人が知らない文法があるんです!留学に行く前には、日本語で“文法”を勉強しておくと便利です。英語ができない状態で、英語で文法を説明されても理解できませんよね?留学後に困らない為にも、知っておきたい【日本人が絶対に知らない anと「The / a」冠詞と数】をマスターしましょう。
受験英語で英文法は得意なはずの日本人の弱点「冠詞」
受験英語を経験している日本人は、英文法に強いとされています。日本人留学生は、他国の留学生と比べると「英文法」を理解しているので、留学先でも比較的困らず生活ができます。しかし、日本人が苦手とする英文法があるんです!
文法が得意な日本人の苦手は、冠詞です。
冠詞って?
冠詞(かんし、article)とは、名詞と結びついて、その名詞を主要部とする名詞句の定性(聞き手が指示対象を同定できるかどうか)や特定性(特定の対象を指示しているかどうか)を示す要素である。
<引用元:冠詞>
どうして苦手?
子どもの頃から、慣れ親しんだ『日本語』には、冠詞の概念がありません。
日本語でこの画像を表現しようとする時には、「そのパソコン(The PC)」か「一つのパソコン(a PC)」
を考えることは無いですよね?
だから、冠詞ができないのは当然です。
馴染みがない冠詞と数の概念は、日本人が最も苦手とする文法なので、ここで勉強して苦手を克服しましょう。
苦手意識を持たないで、事前に勉強しておけば、留学先でも困りません。
早速、冠詞と数について勉強しましょう。
【文法】日本人が苦手な「The / a」冠詞と数
まずは、この画像から例文で説明します。
正解
Please shut the door when you take a bath
間違い
Please shut a door when you take a bath
theとaを使い分けるには、特定されているかどうかがポイント!
お風呂のドアは、1つに特定されていますよね?この場合は、theを使います。aを使うとたくさんあるドアのどれかという意味になります。
日本人の苦手な「冠詞」aからtheになるのはいつのタイミングで?
複数のリンゴがあって、その中の1つのリンゴならば、anと考えましょう。
これが手前のリンゴでも奥のリンゴでも1つのリンゴの概念の場合は、anを使います。
リンゴの集団から1つ選んだら、the appleになります。このリンゴは特定できるリンゴになりますよね?その時は、theに変ります。
ここまで覚えたら、大きな視野でaとtheを考えてみましょう。
【文法】日本人が絶対に知らないan!大きな概念
この画像では、
An apple a day keeps Doctor away
リンゴを1日1個食べると医者いらず
と
説明しています。ここに出てくるリンゴは、特定されているないのでどんなリンゴでも良いのです。だから、anを使います。
また、a dayも1日としてカウントしていますが、これが何曜日や何日かは特定されていないので、a dayになっています。
【文法】日本人が絶対に知らないan!これに注意
学校で勉強した英文法を思い出して下さい。母音(a,i,u,e,o)からスタートする名詞は、anになるってのを勉強したと思います。前述で出てきた Appleは母音スタートなので、anです。
この母音の発音に、英語の落とし穴があるので、注意です。
1枚のSDカードを英語で表記する場合は、
an SD card
a SD cardは間違いです。
音声で発音するときには、Sではなくてエスディーカードと発音するので、ここはanを使います。他にもFMも同じです。
an FM tuner
a FM tunerは間違いです。
1つのFMチューナーですが、発音ではエフエムチューナーと発音します。eからスタートしているので、anを使います。
【文法】日本人が絶対に知らないan!「The / a」冠詞と数
ネイティブが使い分けている「数」も日本人が苦手とする文法です。
日本人は、パソコンのマウスも動物のネズミのマウスも同じだと思っています。しかし、ネイティブの中では『マウス』は別物と認識があります。
間違い
You can activate two mice one the display at one time.
正解
You can activate two mouse devices on the display at one time.
1度に2つのマウスを使うことができます。
mouse(ネズミ)の複数形は、mice(ネズミ)ですが、パソコンを使うときには使えません。2つのマウスと言いたい場合は、two mouse devicesを使います。
苦手を克服して、英語を楽しみましょう。
Aida Minamoto
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